訪問(在宅・出張)リハビリマッサージ・はりきゅう治療院『藤和マッサージ』

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【保存版】訪問リハビリと訪問マッサージどちらを選べばいいですか!?

訪問リハビリと訪問マッサージがよく分かる記事

この記事は、こんな方向けに書いています

  • ご自身、ご家族、(ケアマネさんが担当している)ご利用者さんの病気や障害で訪問リハビリと訪問マッサージどちらを利用しようか悩んでいる方
  • 訪問リハビリと訪問マッサージをどういった事を基準に選べばいいか分からない方
  • 訪問リハビリと訪問マッサージの違いやメリットとデメリットを知りたい方


2020年11月1日よりYouTube閲覧可能

記事を書いているのはこんな人です

皆さんこんにちは、藤和マッサージの須藤と申します。私は鍼灸マッサージ師として、藤和マッサージという訪問マッサージの会社を運営して11年目になります。(詳しくは藤和マッサージ会社案内をご覧下さい!)これまで担当していた患者様の中で、2~3割の患者様は訪問リハビリを併用されていましたので、その私自身の経験をもとに、どちらを利用した方がいいのか、迷っている方に判断する基準をお伝えしますので、ぜひ良い選択をしてもらいたいと思います。

いきなり、結論!

  • 歩行・立位・寝返り動作などの基本動作の獲得など『できない動作ができるようになりたい!』なら訪問リハビリ
  • 筋緊張や痙縮の緩和、疼痛の緩和、関節可動域の広げたいなど『辛い症状を緩和させたい!』なら訪問マッサージ

訪問リハビリと訪問マッサージの違い一覧表

  訪問リハビリ 訪問マッサージ
大きな目的 機能や動作の維持向上 辛い症状を緩和
具体的な目的 歩行・座位・寝返りができるように
発声を大きく
嚥下がスムーズに
痛みの緩和
筋緊張痙縮の緩和
関節可動域維持向上
対象者 心身の機能が低下しており、医師が訪問リハビリが必要と認め方 麻痺や関節拘縮がある方で医師がマッサージが必要と同意した方
サービス内容 健康管理
評価・関節可動域訓練・筋力強化訓練
動作訓練 歩行・立位・臥位での動作訓練
装具の選定提案
発声訓練・嚥下訓練
マッサージ
ストレッチ
関節運動(関節可動域訓練)
運動療法(筋力強化強化訓練)
一例)脳梗塞後遺症の片麻痺 非麻痺側の手足の使い方の習得 麻痺側の手足をマッサージ
一例)パーキンソン病 歩行訓練、発声練習、言語訓練 マッサージ・ストレッチでこわばりを緩和
サービス時間 20・40・60分の設定 20~30分
保険適応 医療保険・介護保険どちらか(介護保険優先) 医療保険
費用目安 1日40分 592円(1割負担・介護保険利用) 1回330円~620円(1割負担)
費用の助成 特定医療費(指定難病)受給者証が適応可 医療受給者証(マル障)が適応可
指示書・同意書 指示書:3か月に1度 同意書:6か月に1度または毎月
体験利用 なし あり
担当者 理学療法士(PT)作業療法士(OT)言語聴覚士(ST) マッサージ師、鍼灸マッサージ師

上記一覧表に関して、様々な例外事項や細かい規定があり、分かりやすく簡易的にまとめた表となります。

あなたが何を悩んでいるのか、何を解決したいのかによります!

あなた(ご家族・ご利用者さん)の悩みは何ですか?

  • 肩に痛みがあるので、痛みを取ってほしい
  • 腕の筋緊張・痙縮が強い
  • 関節が固まってしまうのをなんとかしたい
  • 歩行ができるようになりたい
  • 安定して座れるようになりたい
  • 寝返りができない
  • 言葉がうまくしゃべれるようになりたい
  • 食べ物の飲み込みがうまくできない

ここから訪問リハビリと訪問マッサージの違い詳しく解説!

目的の違い

訪問リハビリの目的

訪問リハビリの大きな目的

心身の機能の低下により『動作ができるようになる・機能動作維持向上』など、できなくなってしまったことを最大限できるようにすることです。

訪問リハビリ具体的な目的
  • 歩行ができるようになる
  • 座位が安定的に保てるようになる
  • 寝返りができるようになる
  • 声が小さくなってしまっているので、発声を大きくコミュニケーションがとれるようになる
  • 食事の際にのどの通りが悪いので、嚥下がスムーズにできるようになる

訪問マッサージの目的

訪問マッサージの大きな目的

症状緩和・改善、辛い症状を緩和させること主眼をおいています

訪問マッサージ具体的な目的
  • 疼痛緩和(体の痛みを緩和させる)
  • 筋緊張痙縮の緩和(脳梗塞後遺症やパーキンソン病などからくる痙縮筋緊張を緩和)
  • 関節可動域維持向上(脳梗塞後遺症の片麻痺で関節が硬くなり拘縮してしまうことを緩和)

対象者の違い

訪問リハビリの対象者

心身の機能が低下しており、医師が訪問リハビリが必要と認め方
介護保険・医療保険ともに医師が訪問リハビリが費用と判断した場合は利用できます。

訪問マッサージの対象者

麻痺や関節拘縮がある方で医師がマッサージが必要と同意した方
例)病気・障害の一例

  • 脳梗塞後遺症
  • パーキンソン病などの神経難病
  • 寝たきり、廃用症候群
  • 脊髄損傷
  • 脳性麻痺
  • 他も多数あり

サービス内容の違い

訪問リハビリのサービス内容

  • 健康管理(血圧測定、体温測定など)
  • 評価
  • 関節可動域訓練・筋力強化訓練
  • 動作訓練 歩行・立位・臥位での動作訓練
  • 装具の選定提案
  • 発声訓練
  • 嚥下訓練

機能向上、機能獲得のための総合的メニューだが、もちろん状態に応じてマッサージ、ストレッチも行います

訪問マッサージのサービス内容

  • マッサージ
  • ストレッチ
  • 関節運動(関節可動域訓練)
  • 運動療法(筋力強化訓練)

マッサージ・関節運動に特化した施術メニューが基本となりますが、歩行・立位・臥位での動作訓練などリハビリ要素内容を実施する場合もあります

訪問リハビリと訪問マッサージはリンク補完しあう

内容が被ることもあり、どちらもリンクし補完しあうこともある。最終目的は同じなので、リハビリ・施術メニューで同じような内容をすることもあり、リンクし補完しあうことも多い。

例えば、このように目的が違います

一例)脳梗塞後遺症の片麻痺患者さんがリハビリとマッサージを併用、目的を明確に分けて利用

リハビリ(脳梗塞後遺症の片麻痺患者さん)

非麻痺側の手足の使い方の習得で残存機能をいかにうまく使うかを訓練する

マッサージ(脳梗塞後遺症の片麻痺患者さん)

麻痺側の手足をマッサージによって麻痺・緊張・痙縮での辛い症状を緩和

一例)パーキンソン病の患者さんがリハビリとマッサージを併用、目的を明確に分けて利用

リハビリ(パーキンソン病の患者さん)

  • 歩行が不安定 ⇒ 弱い筋肉を特定し強化、歩行訓練
  • 声が小さくなり、上手く会話できない ⇒ 発声練習・言語訓練

マッサージ(パーキンソン病の患者さん)

  • 手足の筋肉のこわばりが強い⇒こわばった筋肉をマッサージ・ストレッチでこわばりを緩和し辛い症状を緩和
  • 背中が丸まり痛みが出て辛い⇒疼痛に関与している筋肉をマッサージ施術し、疼痛を緩和し辛い症状を緩和

訪問リハビリと訪問マッサージの仕組みの違い

サービス時間の違い

訪問リハビリの時間

  • 20・40・60分の設定あり
  • 1週間に最大120分まで 1日40分を週3日まで利用可(介護保険の場合)
  • ケアマネージャーが作成するケアプランに基づいたスケジュールとなります

訪問マッサージの時間

  • 20~30分
  • 時間が明確に設定されておらず、事業所ごとで若干設定時間が異なります
  • また、同一施設内でAさん、Bさんと連続出の施術になると、時間が変動する事業者もあります
  • 1週間の回数制限は無し

費用・保険適応の違い

訪問リハビリの費用・保険適応

  • 医療保険・介護保険どちらかの利用になります。(基本は介護保険が優先されます)
  • 費用の目安 1日40分 592円(1割負担・介護保険利用)加算は除く
  • 要介護認定を受けている ⇒ 介護保険
  • 要介護認定外・急性増悪・ガン末期の方 ⇒ 医療保険

訪問マッサージの費用・保険適応

  • 医療保険を使います
  • 介護保険では受けられません
  • 費用の目安 1回330円~620円(1割負担)
  • 同意書記入内容(部位数・施術種別)及び往療距離によって異なります

費用の助成制度

訪問リハビリの費用助成制度

難病認定を受けており医療受給者証(マル障)・特定医療費(指定難病)受給者証をお持ちの方は、その難病に対するリハビリテーションは自己負担が助成される場合があります。

訪問マッサージの費用助成制度

医療受給者証(マル障)が利用できますOK(ただし、市区町村によって助成内容が異なります)。特定医療費(指定難病)受給者証は利用できませんNG。

指示書・同意書の違い

訪問リハビリの指示書

医師の指示書を基に実施します

【訪問リハビリ】医師の診察の必要度合い

概ね3か月に1度

訪問マッサージの同意書

医師の同意書のもと実施します

【訪問マッサージ】医師の診察の必要度合い

6か月に1度または毎月(マッサージ施術の場合は6か月、変形徒手矯正術の場合は毎月が同意書が必要になるため)

体験利用できるかどうかの違い

訪問リハビリの体験利用は無い

医師の指示のもと行うので、体験はありません。

訪問マッサージの体験利用は有り

ほとんどの事業所で無料で初回体験を行っています。

担当施術者・セラピストの得意分野

訪問リハビリの担当者・セラピスト

理学療法士(PT)得意分野

歩行訓練・移動訓練など運動機能訓練、体の機能を維持向上

作業療法士(OT)得意分野

日常生活活動(着替え、入浴、家事、工作)などの心身機能の維持向上

言語聴覚士(ST)得意分野

発生や発語の言葉や聴覚のリハビリ、嚥下の機能向上

訪問マッサージの担当者・セラピスト

マッサージ師の得意分野

マッサージ、関節運動、運動療法による症状改善、症状緩和

鍼灸師の得意分野

マッサージ師の中でも鍼灸師の資格を持った施術者もおります。(私自身も鍼灸師でありマッサージ師でもあります)。鍼灸師の場合は東洋医学の経穴(ツボ)に基づいた施術を得意とする鍼灸師もおります。

利用するには

訪問リハビリを利用するには

介護認定を受けている方であれば担当のケアマネージャーさんにご相談頂くの良いです。介護認定を受けていない方であれば、主治医や地域包括支援センター、直接訪問リハビリを行っている事業所にご相談いただいても良いでしょう。

訪問マッサージを利用するには

介護認定を受けている方であれば担当のケアマネージャーさんにご相談頂くの良いです。介護認定を受けていない方であれば、主治医や地域包括支援センター、直接訪問マッサージ事業所にご相談いただいても良いでしょう。

具体的に訪問リハビリと訪問マッサージどちらをおすすめするか

あくまでも目安です。事業所やセラピストの得意不得意によって異なる場合があります

  1. 肩に痛みがあるので、痛みを取ってほしい ⇒どちらかというと訪問マッサージ
  2. 腕の筋緊張・痙縮が強い ⇒どちらかというと訪問マッサージ
  3. 関節が固まってしまうのをなんとかしたい ⇒どちらかというと訪問マッサージ
  4. 歩行ができるようになりたい ⇒PT・OTによる訪問リハビリ
  5. 安定して座れるようになりたい ⇒PT・OTによる訪問リハビリ
  6. 寝返りができない ⇒PT・OTによる訪問リハビリ
  7. 言葉がうまくしゃべれるようになりたい ⇒STによる訪問リハビリ
  8. 食べ物の飲み込みがうまくできない ⇒STによる訪問リハビリ

アドバイス:慎重に検討しつつ、できるだけ早く利用が◎

必要な方は慎重に検討しつつ、できるだけ早く利用して方が良いです。どんな病気や障害も、リハビリや疼痛緩和などが必要な方は極力早めにサービスを開始して、リハビリやマッサージを受けた方が悪化しにくく維持改善しやすいのです。

最後に

私の経験談をお話しますと、10年前は訪問リハビリ・リハビリ特化型デイサービスが少なかったので、ケアマネージャーさんからリハビリ要素が強い訪問マッサージの依頼が多かったです。徐々に訪問リハビリやリハビリ特化型デイサービスが増えてきて、リハビリ要素が強い訪問マッサージの依頼が減ってきてる印象です。これは正確なデータはとっているわけではないですが。今後、皆さんにとって、この記事によって訪問リハビリ、マッサージを適切に選ぶ際の参考になれば幸いです。

執筆者

須藤新

  • 鍼灸マッサージ師
  • 臨床歴17年
  • 東京・神奈川に訪問マッサージ拠点を展開する藤和マッサージ代表者
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